岐阜市・大垣市での墓じまいについて | メモリア

岐阜市・大垣市での墓じまいについて

岐阜市・大垣市での墓じまいについて

メリットとデメリット
手順や費用について詳しく解説


近年、岐阜・大垣市でも「墓じまい」という言葉を耳にする機会が増えています。
少子高齢化や核家族化の影響で、お墓の管理が難しくなったり、後継者がいないなどの理由で、墓じまいを選ぶ人が増えているのです。この記事では、墓じまいの背景や理由、メリットとデメリット、墓じまいの手順や流れ、費用などについて詳しく解説します。


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墓じまいとは


墓じまいとは、お墓を解体・撤去して更地にし、そのお墓の永代使用権を寺院や霊園など、墓地の管理者に返還することです。お墓に納められていた遺骨は、取り出して別の場所に移します。これを改葬と言い、一般的にはお墓の解体・撤去から改葬までをセットにして「墓じまい」と言います。

岐阜・大垣市でも増加傾向にある墓じまいとその理由


厚生労働省の出している衛生行政報告例を見ると、2012年度の調査と2022年度の調査で改葬の件数は約1.9倍に増えています。反対に無縁墳墓の改葬は減少傾向にあります。
一概には言えませんが、終活や墓じまいに関する認知が高まる中、無縁墳墓になることを避けるために、早めに改葬を行う意識が高まっているのかもしれません。

 調査年月  2012年度(件) 2022年度(件)
 改葬件数  79,749     151,076
 無縁墳墓等
 の改葬    4,857      3,414
(令和4年度衛生行政報告例と平成24年度衛生行政報告例より)


墓じまいの理由


墓じまいを行う理由には、以下のようなものが挙げられます。
お墓の後継者がいない
●お墓を継承する子供がいない
●子供はいても、お墓の管理などの負担をかけたくない

お墓の維持、管理が難しい
●高齢のためお墓の管理が困難になった
●お墓の維持が経済的に負担になった
●実家のお墓が遠方にあるなど、お墓参りが難しい

菩提寺との関係に疲れた
●菩提寺と檀家との関係に疲れた
●護持会費や寄付、お布施など経済的な負担が重くなった


墓じまいの背景にあるもの


墓じまいが増加する背景には、少子高齢化や核家族化の影響があると考えられています。
明治時代以降、日本では「〇〇家の墓」というように、各家で代々続くお墓をその家の子孫が継承するのが一般的でした。しかし、1970年代以降は子供の数が減少し、子供のいない家庭も増えてきました。

そして、これまで受け継いできたお墓を継承する子供がいない家庭では、将来、他の人の迷惑にならないよう自分の代で墓じまいを検討する人が増えて来たというわけです。

また、お墓を継いでくれる子供はいるけれど、遠方のお墓にお参りに行って掃除をしたり、管理費や修繕費を支払ったり、自分たちが苦労してきたことを子供には継がせたくないと、墓じまいを検討する人もいます。

このほか、菩提寺との関係を見直したいという人もいます。故郷を離れて暮らす子世代にとっては、檀家とはいえほとんど縁のないお寺に、護持会費や季節ごとの法要のお布施、寄付などを支払うことを負担に感じている人もいます。このような経済的な負担や人付き合いで子供が苦労しないようにと、墓じまいをするケースもあります。


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岐阜・大垣での墓じまいの
メリットとデメリット


墓じまいには、それまでお墓の維持や管理にかかっていた負担を軽減できるといったメリットがある反面、デメリットもないわけではありません。ここでは墓じまいのメリットとデメリットについてご説明します。

岐阜・大垣での墓じまいのメリット


墓じまいには次のようなメリットがあります。

お墓の維持・管理の負担軽減
●お墓の管理費の支払いなど経済的な負担が減る
●お墓の清掃、遠方のお墓へのお参りなど身体的な負担が減る
●アクセスの良い近くのお墓に改葬することで、お墓参りがしやすくなる

無縁墓になるリスクの回避
●永代供養付きのお墓に改葬することで、将来、無縁墓になるリスクが無くなる

子供や孫の負担軽減
●お墓を整理することで、子供や孫へ負担をかけるという心配が無くなる
●菩提寺との関係を見直しておくことで、子供や孫へ負担をかけるという心配が無くなる


岐阜・大垣での墓じまいのデメリット


墓じまいのデメリットとしては次のようなことが考えられます。経済的な負担は一時的なものと考えても良いでしょう。
中には、自分の代で先祖のお墓を「しまう」ことに、不安を感じたり罪悪感を覚えてしまう方もいるようです。しかし、そのまま放置して、いずれ継承者がいないまま無縁墓になってしまうことを考えれば、誰かに迷惑をかけることもなく、良い決断をしたと思えるのではないでしょうか?

親族や菩提寺などとのトラブル
●親族に相談せずに進めると、トラブルが発生する可能性がある
●これまで供養をしてくれた菩提寺との間でトラブルが発生する可能性がある

経済的な負担
●墓じまいをするための費用がかかる
●改葬先のお墓を購入する費用がかかる

気持ちの上での負担
●代々続いてきた先祖の墓をしまうということに対する不安


岐阜・大垣市での墓じまいに必要な手順、流れ


墓じまいの手順と流れは以下の通りです。実際には、各家庭や墓じまいしたいお墓の状況によっても異なりますので、詳しくは改葬先のお墓に相談してみると良いでしょう。もちろん、改葬先のお墓が見つかってから初めて具体的に動き出すというケースもあります。

親族の了承を得る
後々のトラブルを避けるためにも、まず親族に相談し、同意を得ておくことが大切です。


必要書類を確認する
改葬をする場合は、墓じまいをしたいお墓がある市町村に申請し、改葬許可証を交付してもらう必要があります。自治体によっても申請方法は異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
一般的には、現在遺骨を埋葬している墓地管理者から「埋葬証明書」、改葬先の墓地管理者から「受入証明書」を取得する必要があります。このほか、故人が亡くなっていることを証明する書類(故人の戸籍謄本・除籍謄本など)も必要となります。

菩提寺など、墓じまいしたいお墓の墓地管理者に相談する
墓地の管理者やお寺に墓じまいの意向を伝え、手続きについて相談します。埋葬証明書など必要な書類を用意してもらいましょう。
お寺によっては離檀料が必要となる場合もあります。

改葬先を決める
遺骨の新しい受け入れ先、改葬先を決め、受入証明書を取得します。

石材店を選ぶ
墓じまいをしたいお墓の解体工事を依頼する石材店を選び、見積もりを取ります。
お墓の種類、墓石の大きさや区画の大きさ、さらに区画のある場所によっても費用は異なります。いくつかの石材店の見積もりを取って比較してみると良いでしょう。

自治体の役所で行政手続きを行う
改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得します。
自治体によっては公営霊園のお墓を墓じまいする場合は、管理費の還付や、区画の原状復帰の免除など改葬をサポートしてくれる制度を設けているところもあります。事前にホームページなどで確認しておきましょう。

閉眼供養を行う
お墓を解体する前に、魂抜きの儀式である閉眼供養を行います。これによって、それまで手を合わせる対象であったお墓が、普通の物になると言われています。

墓石の解体工事を行う
石材店に依頼して遺骨を取り出し、墓石を解体し、墓地を更地に戻して返還します。

遺骨を改葬先に納骨する
墓じまいをしたお墓から取り出した遺骨を、改葬先に納骨します。

開眼供養を行う
新しい納骨先のお墓で、魂入れの儀式である開眼供養を行います。


岐阜・大垣市で墓じまいにかかる費用


墓じまいの費用は、大きく分けて、墓じまいそのものにかかる費用と、改葬にかかる費用があります。さまざまな要素によって異なるため、総額では数十万円から数百万円と大きな幅があります。
ここでは一般的にかかる費用の内訳と、おおよその目安をまとめています。

墓じまいにかかる費用
●墓石の撤去等にかかる工事費用:約30万円~(墓石や区画の大きさ、立地にもよる)
●閉眼供養のお布施:約3万円〜10万円程度
●離檀料: 無料〜20万円程度(お寺による)
●行政手続きにかかる費用:数百円~1,500円程度

改葬にかかる費用
●新しい納骨先にかかる費用: 約5万円〜数百万円(納骨先のお墓のタイプ、遺骨の数にもよる)
●開眼供養のお布施:約3万円〜10万円程度


岐阜・大垣市で墓じまいで後悔しないために


墓じまいで後悔しないためには、いくつか注意するポイントがあります。次にまとめてみましたので、墓じまいを検討している方はぜひ参考にしてください。

親族と墓じまいについて話し合いをする


墓じまいを決定する前に、親族や関係者と十分に話し合い、それぞれの意見は可能な限り尊重しましょう。それぞれ立場や考え方は異なるので全員が納得することは難しいかもしれませんが、それはある意味仕方のないことでもあります。
最終的には実際にお墓の管理をしている人が決めなければならないことですが、事前に話を通しておくことで、少なくとも「何の相談もなく勝手に墓じまいをして……」とはならないでしょう。

菩提寺に相談する


菩提寺とのトラブルを避けるためにも、寺院には墓じまいについては事前に相談し、手続き等について確認しておきましょう。
離檀料についてはお寺の考え方にもよるため、一概には言えませんが、先祖代々がこれまでお世話になったお礼と考えると分かりやすいかもしれません。お墓の閉眼供養のお布施と一緒にお渡しすることもあります。

改葬先のお墓はきちんと選ぶ


改葬先のお墓選びは慎重にしましょう。樹木葬や納骨堂などお墓の種類や管理体制、アクセスの良さ、費用などだけでなく、事前に調べ、確認しておきましょう。
将来のことを見据えて、永代供養が付いているかどうかもあらかじめ調べておくと良いでしょう。

墓じまいの見積もりを確認する


墓じまいにかかる費用は、お墓の状況に応じても異なります。できれば複数の石材店から事前にしっかりと見積もりを取り、追加費用の有無についても確認しておきましょう。

まとめ


墓じまいの背景や理由、メリットとデメリットなどについてまとめました。ご理解を深めていただけたでしょうか?

墓じまいは、ご家族や親族にとって大きな決断です。もし、墓じまいについてさらに詳しく知りたい、具体的な手続きや費用について相談したいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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